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Diary

このごろ思ってたこと諸々まとめ

こんにちは
はればれのひとです。

現在弊社は半分以上テレワークとして
事務所には基本一人だけが出社しています。

メンバー全員が揃ってクリエイトすることがままならず、
日々業務をこなし、進捗を確認し、クライアントの意向に沿って
案件を進めています。

実はこの体制に入る前、弊社では既存のテレワーク、リモートワークのように
離れて仕事するだけの言葉をあまり好まず、
離れているからこそできることをしよう。
離れているからこそ強くなろうという思いを込めて
『CHAIN WORK(チェーンワーク)』と名付けていました。

ブロックチェーン等の技術からチェーンという強い響きが気に入って
僕たちは独自の強みを出していこう!と意気込んでいたのですが
実際日々の業務をこなす中、
想像以上に難しい在宅勤務。
想像以上に難しい品質管理。
想像以上に難しいモチベーションの維持。
さまざまな事情により、当初の思いから外れてきていることを実感しています。

なのでここらで一旦、ただ業務をこなすのではなく
今まで考えていたことを文章にしようと思います。

ここから先は個人の意見であり、
弊社の事業ドメインと関係のないことも多々ありますので
あまり気になさらずヒトリゴトだと思って見てみてください。

デザイナーのみなさん

これまで順調に案件が回っていた制作会社やフリーランスのデザイナーの方々。

まず、しばらくの間多くのクライントが今思っている以上の長期間
広告宣伝費の縮小を計ります。
販促には最低限お金をかけるでしょうが、
新規事業の拡充などといった企業的に攻めの施策による発注は、
経済が安定したあとでもしばらくは難しいでしょう。

そしてもう一つは大手にしろ中小企業にしろ経費の削減を考えるとき、
我々のような人材が大きく影響するのが”外注費の削減”=内製化です。

それまで発注していた業務内容を
悪かろうでも内部で消費しようと躍起になるでしょう。
それはそうです。だって内部の人間がやることないんですから。
品質よりも回していくことを優先する。そういう考え方を
特に経営層に近いマネージャークラスでは判断することが多発するでしょう。

今まで「〇〇さんにお願いするのが一番早いしクオリティも高いし助かるわ〜」とか
「〇〇さんやったら説明そんなにいらんからまた頼みますわー」とか
そういう関係が壊れていきます。

僕が思うにデザイナーと言われる人たちはほとんど受け身です。
それは日々「お客様の課題」について真剣に考え、
ときに血反吐を吐きながらクリエイティブに魂を燃やしています。
だからかその反面「自分の課題」に対して鈍感な人が多いと思います。

これからのデザイナー、特にフリーや小規模の会社では
この受け身のままでは淘汰されてしまいます。

付き合いが長ければ長いほど
「今の時期やしすんませんな〜落ち着いたら発注しますわ〜」とか
先延ばしにされ、”次”を待つよう言われることがあると思います。
はっきりいいますが、よほどの資金がない限り
”それ”を待っている間に枯渇します。
それはかなり先であり、最悪の場合ありません。

会社や生活を護るためにも、恐れずに『次を探す』ことを考え、行動しましょう。

ここからが本題です。
この”次”を考えたとき、これからの世の中は過度な椅子取りゲームになります。
だって上記のようなことはもう共通認識ですからね。

上記のようなケースが該当するデザイナーがこれから考るのは

「椅子取りゲームで勝つ方法を考える」もしくは
「違うゲームで勝負する」

こうした考えを持つでしょう
では、

「プレゼンがあるから手伝って欲しい〜」
「デザイン会社探してるんだよね〜」

に手を上げ、勝つためのイス取りゲームを頑張る。
負けたら次に活かそう、もっと数やらないとねと疲弊する。

よく考えて欲しい。
それはコロナとか関係なく普段からやってることなんじゃないか?
これから椅子自体が減るのに同じことをしていていいのか?
その時期を待つだけの体力があるのか?

歴史を平時と戦時に時代は分けると
少なくとも経済としては戦時です。
見えない敵との世界戦争です。
敵が見えない、感染者が国民の1%に満たないことから
どこか自分ごととして捉えられない人が多くいるだけだと思います。

戦争から100年にも満たない時間でこれほど世の中が変わっていくのであれば
300年近く続いた幕末のパニックが想像を絶するものだったんでしょうね。
そして世界大戦中の日本、戦後の日本を盛り上げた産業。
それらを考えると今なんて大したことではありません。

少し脱線しましたが、我々が今考えないと行けないのは
戦時と平時は違うということです。
求められるスキルも求められるマネジメントも、
企画、選択、戦略。。

すべてが平時と同じことをしていてもダメです。
今が戦時と捉えて、どう動くのか。

逆もしかりです。
戦争で英雄だった人でも平時では犯罪者のレッテルをはられることもあります。
あまりにも戦時に特化した考えで突っ走り、平時でも同じ戦い方をしてはいけません。

大事なのは時流を読むということであり、
受け身の姿勢自体がダメだと言っているわけではありません。

特に小規模の会社やフリーの方には時間も余裕もそれほどありません。
当たるかどうかわからないゲームで消耗されるよりも
戦い方を変えて、今だからこそ求められるものを生み出すことも
必要なのではないでしょうか。

これはほぼコロナで影響を受けている業界すべてに言えることだと思います。

座して待っているあいだに世界はデイリーで変化し続け
財布の中は減る一方です。

小規模の事務所経営で先が見えないなら一度閉めるのも手でしょう
クライアントが期待するのはデザイナーであって会社にこだわる必要はありません。

先を見据えて準備をするなら今はチャンスと捉えましょう
普段は作ることをに集中しなければならない日常から脱して
大量にインプットし、経験し、磨き上げる期間に当てましょう。

実は働き方改革の際、個人的に懸念したことがあります。
僕もそうですが今まではできるまでやれと言われて
がむしゃらにやっていた。
だからこそついた体力があります。

テレワークが進むにつれ、これからどんどんそうした体力を世の中が削っていくでしょう。
自分に厳しく、自己研鑽を怠らない人しかこれから生き残っていけないと思います。

みんなが幸せであればそれはそれでいいのですが
仕事にやりがいをどんどん感じなくなってしまいます。
自分で磨ける人はいつだって磨けます。でもそうじゃない大多数いるんです。
まずは自分を見つめ直し、自分を分析しましょう。
現在の立ち位置をクリアにし、足りないものを補いましょう。

とはいえなかなか自分から何かを始める、勉強を続けることは
難しい、腰が重いと感じる人もいると思います。
そんな時こそ自分をデザインしましょう。
どうすれば理想通りに自分が動くのか考えましょう。

目標を紙に書く、決まった時間をインプットにあてる。
やり方は自分次第でいくらでもあります。

デザインとは「仕組み」を考え、つくり、磨くこと。
見た目だけのことではありません。

いろんな人を見ている中で、
・何をやっても続かない。
・しようと思っていると言う。
・やりたいけど時間がないと先送りにする。

こうした人は自分をデザインできていないと思います。
どうすれば自分が動き出すのか真剣に考え、実践したことがないのだと思います。

一番身近な自分をコントロールもできないで、クライアントの先のユーザーが
動き出すものづくりができるはずありません。

好奇心に身をまかせ、できるかどうかはやってから考えたらいい。
続くかどうかは楽しめたかどうかで判断したらいい。
楽しめないのならどうすれば楽しめるのか工夫したらいい。
それがセルフコントロールです。

小さな目標を持って一つづつクリアする喜びを感じれば
短い期間でも十分バージョンアップできます。

今後、良くも悪くも発展する世界で
自分がどうすれば人の、世界の役に立てるかを考え、鍛えましょう。
一緒に乗り越えましょう。応援しています。

営業職のみなさん

これから一番、実力差で淘汰される職業だと思います。
時流を先読みし、行動し、結果を出さなければならない。
一番己に厳しく自ら行動しなければスキルの向上もキャリアアップもありません。

今「暇」と感じるのであればもうキャリアを詰んでいるでしょう。
どうしようどうしようと酒を呑み時間を潰して過ごしてしまっても同じです。

営業職が今一番忙しくしてなければ会社は潰れます。
これから自分たちがどう戦い、どう勝ち得るのか真剣に考え、
もう行動に移していなければなりません。

業務をやっているから時間が無いのではなく業務は当たり前のことであり
そこからどう未来の礎を気づいていけるかはセルフコントロールです。

仕事をした気でいるのはやめましょう。
営業職に求められるのは過程でなく結果です。

営業職という職業はどんどん縮小されると思いますが
販売の視点で他の業種にはない強みもたくさんあります。

会社にはあなた達が必要です。
自らを販売することを考え、行動し、失敗しながら会社を成功に導いてください。
今、結果を出せる人は英雄になれます。チャンスです。応援しています。

Web制作系のみなさん

Webにシフトするメーカーも多く、
非対面型で商売を模索されているクライアントも増えています。
ただ、思っているよりもEC業界も売上が上がってはいません。
Web広告費用も下がり、費用対効果も下がっています。

一部大手や昔から安定して売上を伸ばしている会社は順調と言えますが
新規参入ですぐに結果が出せるほど消費者も安定はしていません。

そういった相談があったからとすぐにECサイトつくりましょう、
リニューアルしましょうと安易に提案しないでください。
クライアントのWebにおけるニーズが本当に高いのか
それが本当にクライアントのためになるのかを考えてあげてください。

クライアントに利益をもたらし社会をより良くすることを思ってください。
効率だけがすべてではありません。

とはいえWebマーケットはこれからも拡大し続け、進化を止めないでしょう。
技術の研鑽を怠らず、より良いインターフェースの開発を期待しています。
みなさんのおかげでネットでの買い物が年々楽になっています。

新しい技術を日々楽しみにしています。応援しています。

飲食店経営のみなさん

自粛が続く中、誹謗中傷に辛い思いもされている方も多くいると思います。
それでも無理にでも営業を続けほしいです。

ただ昨年までとお客さんが大きく異なるのは過度の「潔癖」になっている人がいます。
今までの人が今まで通り来ても、離れてしまう可能性があります。
テーブルがベタベタする。醤油の瓶触りたくない…潔癖だから。
だからお店をきれいにしましょう。今までできなかったところもきれいに
潔癖症のお客様を受け入れ満足してもらうために少しでもきれいに。

個人的には気にしていませんが、もともと日本人は潔癖で、
見えないものに怯えがちです。それが一気に加速するでしょう。

僕たちは外食が大好きです。必ず行きます。応援しています。

夜のお店のみなさん

予約制にでもして密を減らして、再開してほしい
カウンターにコンビニみたいなビニールを貼ってもいい
隣に座らなくていい。

ただそこでだからできるくだらない話と
集まる人たちと交流できればそれでいい。

みなさんは僕たちのオアシスです。応援しています。

行政のみなさん

自治体のお仕事もしていますのでみなさんが頑張っている姿は見ています。

ただどうか今を戦時と捉え、今必要なリーダーシップをお願いします。
過去の功績を棚に上げても何も役にもたちません。誰にも響きません。
通例を重要視するのではなく今必要なことを考え、導いてください。

バッシングや本来の意図とは違う受け取りかたをされることもあるでしょう。
ただ目的をしっかりと持ち、そこに進めることができれば
そのような声は小事です。本当に正しい政策なら気にせず進んでください。

皆さんの行動が今後の日本を明るくします。応援しています。


まだまだ応援したい人たちがたくさんいます。
日頃お世話になっているクライアントの皆さんには直接デザインで応援します。

僕たちはこの緊急事態宣言という期間、
コロナと戦っていかなければならない時代を
戦時、戦後と捉え、戦い方を考え、それを実践できる
体力をつけることに決めました。
今も着々と準備しています。

各々が離れていながらもアップデートを繰り返し、バージョンアップし、集結の時爆発させる。
それが冒頭でお伝えした僕たちのCHAIN WORK(チェーンワーク)です。
日本全体がチェーンワークできればきっと前よりも
素晴らしくなると信じています。がんばりましょう。